コードレビューを極力減らしたい

コードレビューって前々から思っていたけど、後出しジャンケン感が強いと思う。

レビューしてもらった際によく感じるのが、「今さら言うの?なら先に言ってくれない?」という感情。

 人によってはコードレビューで人権を否定された気持ちになる人がいるらしいが、私の周りはあまりいない。むしろ語尾が「〜した方がいいじゃないですか?」とか「〜を使うのはどうですか?」のようなふわりとした表現だと「コメントが命令なのか提案なのかわからない。ハッキリ書いてほしい。」という人のほうが多い。私もどちらかというと後者側だ。長い文章でだらだら記載されるよりも、箇条書きで断定形の語尾にしてほしい。

 そもそもレビューというのも属人性が高い。同じことを指摘していても人によって書き方は違うし、それにより受け取り方も変わってくる。だから、コードレビューはしたくない。それが私の考えだ。コードレビューの文化はなくなってほしい。

 とはいえ私はフリーランスのエンジニア。所属する会社もなく社会的に不安定な身。コードレビューをなくせなんて言えないし、コードレビューをしたくないとも言えない。もらえる仕事はもらう。それが生きるために必要なこと。工数がかかる作業をすれば売上は上がる。売上のために仕事をしている。売上の下がることはできない。つまりコードレビューをなくせない。

 そこで開発したレビュースタイルがlintのようなコード解析ツールの判定が通っていればコードの確認はOK判定。気になる点は個人間でどうこういのではなく開発会議で議題にあげてコード解析ツールのルールに入れようと提案する。動作確認はOKならだいたいOK!!

 「いやいや、それだと設計の指摘できないでしょ?どこで関数作るとかクラスどう作るとか。。」と思われるが、そういう話はコードを実装するまえにコーダーと共有するようにする。コードレビューで書かれたコードに対してどうこういうのが嫌いなだけで、書く前にどうこう言うのは嫌いではない。

 てかそもそも、実装前の設計についての打ち合わせってコードレビューみたいなマストな作業になっていない現場って多いですよね?私はそれをマストにしたい。そしてその打ち合わせの落とし所をどんな関数をつくってどんな引数にするかまで決めるようにしている。

 私は会社員ではないので所属会社でそうしているわけではないが、作業する会社ではだいたいこの形に持っていく。